分かち合いは細々でも生きる
ちょっと大げさなタイトルかもしれません。
私は
家族や大切な人を自死で亡くした人が、普段言えない思いを話せる場
として
「自死遺族の分かち合い」
というのを定期的に開いています。
2017年から始めました。
以前働いていたカフェの定休日を貸しきっていたのですが、
コロナの影響で店内営業を自粛されているので
カフェでの分かち合いが出来なくなっています。
そんな中、
前々回(5月)はzoomを使ってリモートで開催を試みました。
よく知っているメンバーが参加してくださり
私も含めて4名で行いました。
私は複数でのzoom は初めての経験だったので、
どうかな?うまくいくかな?
色々な不安もありましたが、実際には案外スムーズに、終始和やかな雰囲気で進めたと思います。
お店が借りられないからと中止にせず、
やってみてよかったと思いました。
ただ、深い話はちょっとしづらいかな~と個人的には感じました。
他の方はどうかは分かりませんが。
なので、すすんで「またリモートでしたい!!」 とはあまり思いません。
ピンチの時や、遠方で参加したいけどなかなか来られない方などの要望があれば、使っていきたいと思います。
「実際に会えないから」
「でも、電話じゃなくて相手の姿を見ながら話したい」
仕事面は抜きにして、
大事な話は「実際に会って」話したい、直接耳で聴きたい。
画面越しだと伝わりづらい表情の一つ一つや空気感。
そういうことが会って話すことの価値に間違いなく繋がるんだと私は感じました。
そう実感できたのも、リモートでチャレンジしてみたおかげですね。
そして先月(7月)の開催をどうするかと思い
市内の公共の会議室をネットで探したり、いくつか見学してきました。
結果、友人が経営しているカフェで
普段セミナーやワークショップもされているお店の一部分をお借りすることに。
「人目につくから、難しいかなぁ」
と懸念していたのですが、
セミナールームは少し奥まっていて
さらに一番奥を貸してくれて、ついたてやホワイトボードで目隠しもしてくださり
私には落ち着く空間でした。
今はお客さんも多くはないのも(友人には悪いですが)幸いしました。
当日は、
「誰も来ないかもしれないな~」
と思っていたのですが
時々参加されていた方が1人来てくださいました。
ただ2人でお茶をしにきた(笑)感じで
ざっくばらんに話ができました。
なんだかんだで中止は免れて
なんとか細々と生き延びています。
代表が
「灯を灯し続けること。それはとてもしんどい時もあるけれど、続けること自体に意味がある。」
と私が会を始める時に言ってくださった。
以来約3年ずーっと忘れずにいる言葉でしたが、
しみじみと「こういうことなんかな」
と府に落ちたように感じます。
また9月の開催に向けて考えなければ~
と思いつつ、8月のんびりと過ごしています。
日にちが近づいてきて焦り出すのは私の基本的なパターンです(笑)
読んでくださり、ありがとうございます!!
コロナもですが、熱中症にも十分お気をつけください。